良い歯医者を「人」で見極める!|元歯科業界営業マンが明かす良い歯医者の選び方マニュアル

良い歯医者を「人」で見極める!

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このページでは、歯科医師・歯科衛生士・スタッフの人を見て良い歯医者か否かを見極める方法をお伝えします。

 

歯科医師で見極めるポイント

 

@良い歯科医師は学校卒業後も勉強会や講習会で最新の歯科医療を学ぶ!

 

歯科医師には病院医と開業医がいるのですが、技術的な差はあまりないと言われていますが、専門や得意分野はどの歯科医師にもあります。

 

本当に患者目線に立った治療をしようと思うと日進月歩で進む歯科医療の最新情報を仕入れて知識や技術の習得が不可欠ですので、勉強会や講習会に積極的に参加している歯科医師は良い歯医者が多いです。

 

そして、良い歯医者は良い歯医者同士で集まります。

 

ちなみにそのような勉強会や講習会は診療がない土日に行われることが多いので、土日診療や年中無休をうたっている歯科医院はそういった学びの場に参加できていない可能性が高まります。もちろん平日の夜間に自主的に勉強している先生もいますし、矯正歯科の勉強会は平日に行わることもあるので一概には言えませんが…。

 

A良い歯医者は症状がある個所以外の全体を診て、説明を十分に行ってくれる!

 

特定の歯が痛くなっていた場合、多くの場合は他の個所にも何らかの異常が生じている場合がほとんどです。ですので、良い歯医者は症状がある特定箇所以外にも口腔内全体を診て方針を立てます。

 

また、いい加減な歯科医師や経験の浅い歯科医師ほど説明が不十分で、患者への提案や選択肢の提示も少ないです。ですので、患者目線でわかりやすい説明や選択肢を提示し患者が選択できるようにしいる歯科医師はよいと思います。

 

なお、何軒も歯科医院を経営しているグループ歯科医院の場合は雇われている経験が浅い歯科医師が診療を担当している場合も多いので注意が必要です。やはり勤務医よりも経営者として全責任を負う院長のスキルが高いのは私の経験からしてもおおむね事実だと感じています。

 

B良い歯医者は予防歯科の重要性を必ず伝える!

 

良い歯医者は最終的には歯医者に通わなくても歯の健康を維持できることを目指します。その際に不可欠なのが予防歯科の考え方です。診療の際にその先生が予防歯科の重要性を伝えてくれるのであれ、自分中心ではなく患者目線にたった医院と言えると思います。

 

歯を削って詰めることが歯科医療ではありません。疾患が起きた原因を特定し今後の対策を患者に伝え、二度とこのような疾患にならないようにし一生自分の歯を使って生活できるようにすることです。その意味が分かっている歯医者は間違いなく良い歯医者と言えると思います。

 

なお、予防歯科に熱心な歯科医師は「日本ヘルスケア歯科研究会」に所属していることが多いので、ネットで名簿を調べて掲載されているかみるものよいと思います。

 

C良い歯医者は自分よりも腕の良い歯医者を紹介してくれる!

 

歯科医師には医科における内科や外科のように診療科目はありませんが、専門分野や得意分野があります。例えばインプラントや入れ歯などのようにそれぞれの専門領域があります。

 

診療科目が単科の為に、歯科では得意でなくても受け入れて医療収入にようとする歯科医師と専門外の診療に関しては柔軟に専門性の高い歯科医師を紹介しれてくれる歯科医師がいます。

 

後者の歯科医師は真に患者のことを考えている歯科医師なのでもし可能であれば「〜〜の治療をしたいので先生が推薦できる歯科を教えていただけますか?」と聞いてみるのもよいと思います。

 

D歯科医療の専門分野別の良い歯医者のチェックポイント

 

Cにも書きましたが、歯科という単科の中にもいくつかの専門領域がありますのでここでは専門領域別のチェックポイントを整理してお伝えします。

 

一般歯科

虫歯の治療など多くの歯科医院が標ぼうしている診療科目だからこそ見極めが難しいのですが、多くは保険診療になるため 歯科業界の「知られざる実態」を知る! でも書いたように歯科医院の多くは保険診療が収益にならないため短期で終了させて患者の回転率を上げることに重きを置いていいます。逆に言うと診療報酬が少ない保険診療の治療や説明に時間を取ってくれる歯科医師は良い歯科医師であると思います。
なお、歯ぎしりやかみ合わせに触れてくれる良い歯医者は噛む力がヒビが生じて隙間から虫歯や歯周組織の破壊につながることを考えてくれている歯科医師なのでオススメです。

 

インプラント

高額自費診療になるインプラント(人工歯根)は虫歯や様々な原因で歯を失ってしまった
方が再び歯で噛んだ場合と同じような状態に実現する治療です。この治療をする歯科医師を選ぶ際は費用の高い低いではなく、施術の後のフォローや保証がしっかりしているかを診てください。

 

抜歯

親知らずなどを抜歯する施術は正確には口腔外科の領域になりますので、もし抜歯が確定した場合は口腔外科を標ぼうしている歯科医院をおすすめします。なぜならば抜歯は手術が必要なので専門知識や経験が必要ですし術後のリスクもあるからです。術前・術後の説明をしっかりとしてくれるかも見極めてください。

 

矯正歯科

矯正はあごの骨格にも大きな影響があるので、かみ合わせに関する説明をしっかりとしてれくる経験豊富な矯正歯科をおすすめします。また、矯正歯科には矯正歯科の専門と虫歯などの治療もする一般歯科との併設もありますが、矯正歯科の専門(単科)の場合は抜歯や虫歯治療をしていないので注意が必要です。なお、矯正歯科で安い金額設定の歯科は安くないと患者を集められない価格競争に陥っている場合が多いので注意してください。安かろう悪かろうではなく、高くても保障や健康のことを考えている歯科医院を受診することをおすすめします。

 

入れ歯(義歯・デンチャー)

どこの歯科でも行っている診療ですが、意外と専門性や知識が必要なのが「入れ歯」です。一般的に若い先生は入れ歯の治療経験が浅いので経験豊富な先生をおすすめます。特に歯科医師の経歴に専門分野として「義歯床補綴(ぎしそうほてつ)」が掲載されていると安心です。「義歯床補綴(ぎしそうほてつ)」というのは歯を失った部分を回復する補綴という治療と義歯(入れ歯)の専門という意味です。なお、入れ歯の多くは院外の歯科技工所に外注している場合がほとんどですが、院内に歯科技工士を雇っている歯科医院だと入れ歯の修理や調整をスムーズにしてくれるのでおすすめです。

 

審美歯科

ホワイトニングや白い被せ物、詰め物を使って歯を美しくする歯科を審美歯科といいます。ほとんどが自費診療になるので、チェックポイントとしては「自分の要望を伝えやすく、コミュニケーションが取りやすいか否か」が重要になります。施術の期間や費用感、希望する白さや術後の結果にズレがあるとせっかくの自費診療が無駄になってしまうからです。
特に自費に関しては最新の治療技術や知識を持っているか、施術の解説やブログなどによる頻繁な情報発信をしているかを見るとよいと思います。

 

裏ワザ:腕の良し悪しを年齢や肉体条件から考察する!

 

これは前職で私が担当していたある歯科医師さんから教えていただいた情報に基づく腕のの良い歯科医師の見分け方です。

 

・担当歯科医師の「年齢」は30〜40代か?
歯科医師は外科医と同様に外科的な手術を行いますのでピークは経験と若さを兼ね備えた30代〜40代ぐらいです。

 

また、強度の近視である、老眼が始まっている高齢の方はやはり精度が落ちます。

 

これは高齢の歯科医師さんから直接聞いたのですが、老眼になったときの治療は「カンだ!」とおっしゃっていました(笑)

 

・担当歯科医師の身長が低いか?手が小さいか?
これは人の口の大きさは個人差が少ないので手が小さい人(基本的に背の高いひとは手が大きい)の方が歯科治療する上では有利である、ということです。

 

以上をまとめると肉体的条件から考察するなら担当歯科医師は下記のような人がおすすめです。

 

  • 30〜40代であること
  • 近眼や老眼ではないこと
  • 手が小さいこと(身長が低いと手が小さい人も多い)

 

歯科衛生士で見極めるポイント

 

良い歯医者を見極める上で歯科医療の中心である歯科医師が最重要なのは事実なのでたくさんの情報やポイントをまとめましたが、実はサポーターとしての歯科衛生士も下記のポイントを中心に見極めると良いと思います。

 

歯科医師の見極めのポイントでも書きましたが良い歯医者は「予防歯科」に力を入れています。では、歯科医院の予防歯科の中心は誰か?

 

それは歯科衛生士です。歯科衛生士は予防歯科を中心にメンテナンスやアフターケアと呼ばれる口腔ケアの専門家であり、国家資格者でもあります。

 

したがって、歯科衛生士が専門性が高い人や経験豊富な人、そしてメンテナンスのために人当たりのよい人がそろっている歯医者は予防歯科に力を入れているので良い歯医者である可能性が高いです。

 

受付スタッフで見極めるポイント

 

歯科医師と歯科衛生士がどうしても目立ってしまうのですが、実は非常に重要な役割を担っており、院長の次に権力を握っているのが受付スタッフです。

 

受付スタッフはあなたもお気づきの通り歯科医院の「顔」です。歯科医院に最初に入った際、最初に電話した際に形成される第一印象はほとんどが受付スタッフが作り上げるものです。

 

私は前職で2000軒以上の歯科医院に飛び込み営業をしましたが、良い歯科医院、患者から指示されている歯科医院で受付スタッフのレベルが低い医院は皆無でした。

 

患者目線で考えると受付スタッフは歯科医療の入り口と出口の全てを印象づけるのでどれだけ歯科医師や歯科衛生士がよい医療を提供しても出口の受付スタッフの印象で次も来るか否かが決まってしまうからです。

 

しかも、私が前職で患者から指示されている歯科医院の院長に実際に効いたのですが、受付スタッフに顔がいい子を置いているだけで患者からのリピート率が上がるそうです。

 

また、専門職でなく収益に直結しない受付スタッフや歯科助手の教育に力を入れている歯科医院は間違いなく患者目線で経営をしていますし、スタッフには院長の性格や方針が如実に反映されるので、真摯に患者と院長が向き合っている医院はスタッフも自然にマネをして患者に真摯に対応してくれます。

 

ですので、受付スタッフや歯科助手がコロコロ変わる医院は院長の方針に問題がある場合が多いので注意が必要です。


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